レオナルド・ダ・ビンチ レスター手稿(改)

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ダ・ビンチ直筆の多岐に渡るノートが公開されてるというので、六本木ヒルズの森アートギャラリーに行って来た。
夕方から出かけたから空いてる予定が意外と人が多くてびっくり。ダ・ビンチ・コードの影響らしい。実際は小説とはあまり関係なく学術的な内容に関する展示でしたが。
展示はほとんど手稿の内容を紹介するにとどまり、ダ・ビンチが凄い!ってことの強調で実際には何が凄いのか伝わりにくい展開でした。せっかくだから実際に模型をもっと作って見せるとかすればもっと楽しく手稿を見れるのに。なんだかもったいない気がしました。
と言っても招待だったからタダで見に行ったんだけどネ。1500円は高いかな?と思います。
★Leonardo da Vinci The Codex Leicester
★Mori Arts Centre


レオナルド・ダ・ヴィンチと言うとオレ的には絵画(といってもかなり多岐に渡る。)がメインの人ってイメージ。『モナ・リザ』をはじめとするいわゆる鑑賞する絵画や、植物図鑑にそのまま使えるというくらい精密な植物画。それ以外の建築や飛行機などの設計図。
多種多様な分野の学問にも精通しているという事だって一応知ってるけど、オレが一番感動するのは彼の描く『絵』そのもの。どう見たって2次元の平面の紙からまるで、そこだけ浮き出すように描かれる曲線
おそらく彼にとって絵画は芸術ではなかったのだろうと思う。観察する事。これに尽きるんだと思う。
どちらが先かは知りませんが。描いていたから観察したのか、観察した結果を描いたのか。
手稿は大部分が文章(彼は態々鏡文字を使って文章を書いてます。)だったので、絵は挿絵程度のものしかありませんでしたが、それでも十分楽しめました。
文字が並んだ平面の中に、突如立体的に浮かび上がる絵。
エッシャーの世界に通じるものがあるかも。大げさか?w
んな訳で、またイタリア語再燃して来ました。w 読めるようになりたい。


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