QED ~flumen~ 九段坂の春/高田崇史

QED 〜flumen〜 九段坂の春 (講談社文庫)
初の連作短編集。桑原崇、棚端奈々、小松崎良平、御名形史紋のそれぞれの初恋と縁。


短編って普段読まないのであまり期待してなかったのだけど、最後の「那智瀧の冬」でやられた。
なるほどね。ココに繋がるのか。
それぞれは知らなかったお互いの「縁」がココで、ココだけで明らかになる。
桑原崇を遥かに超えるキャラクターの御名形史紋だけはお付け足しに見えなくもないが。
四季の形態を取る以上彼は必要なキャラクターだったんだろうなぁ。
秋も絡めば完璧だったのに。


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