ファウンデーション

Apple TV+で来年放送予定のファウンデーション。スターウォーズもこの小説に影響されたというので、読んでみようかなと。

Apple Booksで「ファウンデーション」を検索するとすぐに見つかったので、カーリルでも同じ画像を探して図書館で予約。

通勤時しか読まないのでなかなか読み進まず、返却期限も迫ってきたのでデジタルの購入を検討していたら、Amazonのレビューで訳者が2人いることを発見。

訳者が違うと文体が変わるのは予想していたが、なんとタイトルまで違う!上の岡部版は少々硬い文体だが、こちらの厚木版はほぼ同年代の翻訳なのに、文体が自然で読みやすい。

途中から厚木版へ移行して読み続けたけど、むしろ変わってからの方が読むスピードも上がった気がする。細部を比べると名前の読み方が変わっていたり、肩書きの翻訳が違っていたりするらしいが全く気づかなかった。

残念ながら読みやすい方の翻訳は最初の3作だけ。4作目以降のシリーズは前者の硬い文体しか出版されてないらしい。

翻訳が異なる同じ小説を読んだのは、多分これが初めてだと思うが、こんなにも印象が変わるもんなんだなと実感。訳者を指定して図書をリクエストする人の気持ちが理解できた。

古い作品には複数の訳が存在することが多いので、気が向いた時にでも読み比べてみようかな。