海の幸・山の幸|倉敷

もちろん旅の醍醐味は食べ物。

最初に訪れたのは「くらしき桃子」の倉敷中央店。季節ごとに変わる、フルーツをふんだんに使ったメニューで人気。冬季限定の「冬いちごパフェ」は、フレークやジャムでごまかされそうな下の方までいちごの果実がいっぱい。店の商品を使った定番の「ももこパフェ」は、自慢のプリンのなんとも言えない食感が美味。迷わずお土産にプリンを購入。

手焼きせんべい杏

散歩の途中で遭遇した手焼きせんべい。大きくてサクサクでうまかった。寒かったので「激辛一味」を選択。体が温まるほどではなかったが、ピリッとした辛味と醤油の味が美味かった。

蔵を改装した「あちの郷 ままかり亭」は郷土料理のお店。夜景を撮影するため人通りの少ない時間を狙うべく開店とほぼ同時に入店。一番乗りかつ貸切だった。上下二つに分かれていて、2階は宴会場として使っているらしい。途中予約の客が次々と来店してた。

全部名前は忘れたけど、お造りの盛り合わせ。タコの歯ごたえが印象的。炙った鯖(多分)も美味しかった。他にも地たこの唐揚げに穴子の付け焼きなんかを注文。飲み物は地元の森田酒造でつくる「万年雪」の激辛と荒走り。激辛はさっぱりした口当たりで、食事とよく合い進む進む。荒走りは香り豊かで余韻が残る。

店名にもなっているままかりは、生を酢につけたものと、焼いてから酢につけたものの2種類を楽しめる。生の酢漬けに比べ、焼いた方は香ばしさが加わり、身も若干柔らかい印象。酒のあてに最適。

たこもちはタコの卵をボイルしてポン酢で和えたもの。卵自体には味がないので食感を楽しむ感じ。クスクスに似た不思議な食感。これも酒のあてに最適。

シメにはままかり寿司。酢でしめたままかりを握った寿司。少しコリコリとしたあ食感があり、尻尾まで食べられるほど柔らかい。

いる間は他に来客はなかったけど、この後の時間には次々と予約の電話が入ってたので、地元の人にも人気のお店の様子。そういえば美観地区には観光客向けの料理屋以外に、焼き鳥などの居酒屋も多く目についた。すぐ隣の地域で働く地元の人たちも多く利用するのかもしれない。続々来店した予約客もスーツ姿だった。

林源三郎商店の敷地内にある「pizzeria CONO foresta」でランチ。メニューは自慢のピザとパスタのセットが1500円。前菜の盛り合わせとソフトドリンクがセット。天気の良い日は外のテラス席も気持ちよさそうだが、今日も北風が強く風邪をひいているので屋内を選択。

地元のピーチポークと黄ニラを使ったピザはプラス300円。トロットロでフワッフワ。

ポルチーニとパンチェッタのパスタはプラス500円。ジャガイモだったかな。食感が面白く、太めのパスタとクリームの相性が抜群。

食後のコーヒーはお付け足しかな。香りも味もごく普通。コーヒーマシーンを使っているんだろうけど、縁についた飛沫が写真に撮ると、割と不味そうに見えることを発見。女子向けだと侮っていたが結構なボリュームで、作業着を着た仕事中のサラリーマンが次々来店するのにも納得。

最後の夕飯は飛行機の時間もあり、倉敷駅に隣接するアリオ内のベーカリーレストラン。昼間のイタリアンの存在感がまだ残る中、しっかりと食ってしまった。イベリコ豚の黒トリュフソースはさっぱり系。

和牛のボロネーゼはボリューム系。どちらもパンに合うのだが、ベーカリレストランの割にはあまり美味しパンではなかったのが残念。イベリコ豚のプレートにプラス300円でセットしたミニチーズフォンデュがなければ、食べ放題のパンは不要だったかもしれない。

もっと食べ歩きできるかと思ったけど、意外とテイクアウトするようなB級グルメが見当たらず。白桃やはちみつを使ったソフトクリームも魅力的だったけど、あまりの寒さに購入には至らなかった。唯一暖かそうな食べ物も、真っ青な「デニムまんじゅう」では食欲をそそらない。唯一心残りなのは数カ所で見かけた、魚のすり身の揚げ物。串に刺してあって食べ歩きできるようになってたのに、遭遇するタイミングが悪く食べる機会を逸してしまった。若干の物足りなさはあったものの、どのお店も美味しくて満足度は二重丸。

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