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EXCITING FUTURE CITY|上海

以前から気になっていた上海まで散歩。海外に行くのは6年前の台湾ぶり。(→「台湾」参照)上海は予想以上に未来感がいっぱいの都市だった。

成田から上海までは約3時間半。成田から飛ぶのは実に13年ぶり。(→「東欧4カ国周遊」参照)上海へは羽田からだと、現地に夜もしくは深夜に到着する便しかないので、やむなく成田からの便をチョイスした結果。おかげで念願のTraveler’s Factory Naritaに寄れた。

上海の浦東空港は成田空港と同じで、市街から離れた郊外に位置する国際空港。空港から市街へのアクセスは、ほとんどの人が利用する地下鉄で約1時間。でももう一つの交通手段を使うと、なんと7分30秒で市街まで行けるのだ。

それが「Maglev(マグレブ)」ことリニアモーターカー。上海ではリニアモーターカーがすでに実用化。しかも成田から東京駅まで成田エクスプレスの料金が運賃と特急券で3020円するのに対し、上海のMaglevは正規の運賃が50元(日本円で820円)、往復券だと80元(日本円で1312円)と圧倒的に安い!ただし、地下鉄の料金は2〜4元と更に安いことも事実。

10倍近い料金の差が原因だろうけど、リニアのホームにはほとんど人がいない。地下鉄の改札口に行列ができていたのとは雲泥の差。当然、車内にも人はほとんどおらず、荷物が多くても他の人に気兼ねなく、ゆったりと席を独り占め。

何より感動したのは、ほとんど揺れを感じないこと。カーブで車体が傾いていることすら、窓の外を見て気づいたくらい。在来線を経由して走るため、ひたすら揺れまくる成田エクスプレスとはえらい違い。よくわからないところにリニア引いてないで、成田と東京を繋いだら、羽田から客を呼び戻せるだろうに。

天候がよく視界が良好な時間帯には、最高時速430キロを体感できるらしい。残念ながら到着した日は夕方で視界が暗く、出発の日は昼間だったけど雨天だったため、どちらも時速300キロ走行だった。300キロだと新幹線に乗ったことがある人は、スピードをあまり感じられないかも。それでも移動時間を50分も短縮できるのはありがたい。

ちなみに、地下鉄とリニアの空港駅は隣り合っているので、まず地下鉄の駅で「上海交通カード」をチャージして購入し、それを使ってリニアの改札を通ると、割引料金が適用され40元となり、往復券を買うのと同じ料金に。乗ってきた飛行機の搭乗券の提示でも同じ割引を受けられるので、片道だけでも絶対に体験するべし。

光る横断歩道ムービー(雑音付き)

上海は街のいたるところで、IT的なテクノロジーが日常的に使われている印象。短縮した時間を有効活用すべく、宿にチェックインした後、すぐに夕飯を食べて夜の「外滩(waitan=外灘)」へ。霧が出て対岸の光り輝く浦東地区は見えなかったけど、ハイテク上海を体感する横断歩道を発見。他の場所では見かけなかったけど、そこら中で毎日工事している上海なので、いずれ街中の横断歩道が光り輝くはず。

地下鉄の表示は次の電車が来る時刻ではなく、待ち時間が表示される。乗り換えの案内も同時に見られるのが便利。時刻表の時間を表示するより、待ち時間を表示する方が親切だと思うし、路線図と時刻表を探さずに、見上げれば「行き先」「待ち時間」「乗り換え」を一度に見つけられるのは、なれない観光客にとっても便利な機能だと思う。日本も見習ってほしい。

写真は撮れなかったけど、車窓の外に動画で広告が表示されるのにも驚いた。乗ったのは一部の地下鉄だけだけど、おそらく上海市街を走る路線には、すべて同様の機能がついているのではないだろうか。地下鉄は窓の外の風景を楽しめるわけではないので、広告収入も入って一石二鳥だと思う。

バス停の案内表示もIT化されてて驚き。このバス停の路線案内から、地下鉄と同様に次のバスまでの待ち時間、その次のバスまでの待ち時間、現在時刻や天気まで表示。路線図には地下鉄との乗り継ぎも記載があって便利。

ちなみのこのバスは市街を走るバス路線とは別で、BRTという最近始まったばかりのバス路線らしい。BRT専用のレーンを走るので、交通渋滞に巻き込まれることはなく、ほぼ定刻通りに走ることが最大の利点。大きな幹線道路に沿って走っているので、バス停が多少不便なことが欠点か。

ひとつひとつは特に珍しい技術が使われているわけではないし、すぐにでも実現できるものばかりで、東京でも見かけないわけではないんだけど、上海はその技術がどこか特定の場所で見られるのではなく、ほぼ街中に網羅されていることに驚かされる。バス路線だって新しくできたわけではないだろうに、出会ったバス停はすべてディスプレイ表示のもので、狭い歩道でも必ず屋根付きのバス停。古い町並みと新しいデバイスが、違和感ではなくむしろ未来感を出しているのが、上海という都市の特徴なのかなという印象だった。

By pure

散歩・カフェ・映画。これがあればだいたい生きていけるんぢゃないかと思う。