特等添乗員αの難事件IV/松岡圭祐

特等添乗員αの難事件 IV (角川文庫)
世界を股にかけた無銭旅行で準国際指名手配のミン・ミヨンの追跡にハワイまで来た那沖。ツアー添乗で同じくハワイに来ている絢奈と連携して犯人を追いつめる所だが、高校生時代に婚約したという瑠華の出現で・・・・

4作目も本筋が有りますが、メインは事件解決よりも絢奈と那沖の2人の関係でしょうね。
そうぢゃないかと思ってはいたんですけど、どうやらこのシリーズはミステリーに重きを置いてるのではなく、一人の少女『浅倉絢奈』の成長ストーリーのようです。道理で内容が薄い訳ですね。今回、若い頃に冗談(那沖はそう思っていた)で婚約した女性が両親まで引き連れて突然アポなしで押し掛けて来る冒頭なんか「渡鬼か?」と思いました。
もう一つの伏線(いや、多分こちらが本線)については水平思考同士の対決です。でも2人が直接対決することはほとんどなく、最後の最後でやっとぶつかる感じですかね。絢奈がミヨンに何を伝えたかったのかはあまり伝わって来ませんでした。

前々回の香港もそうだったけど、今回もハワイ行きたくなりました。


Comments

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

CAPTCHA