『未来世紀ブラジル』のテリー・ギリアム監督の最新作。『未来世紀ブラジル』ってだけで上がる。
監督:テリー・ギリアム
脚本:パット・ラッシン
出演:クリストフ・ヴァルツ/デヴィッド・シューリス/メラニー・ティエリー/マット・デイモン/ルーカス・ヘッジス/ティルダ・スウィントン/グウェンドリン・クリスティー/ルパート・フレンド/レイ・クーパー/リリー・コール/サンジーヴ・バスカー/ピーター・ストーメア/ベン・ウィショー
近未来。巨大コンピュータ企業のマンコムで働くプログラマーのコーエンは、人間社会に嫌気がさし”セロの定理”を解明する任務と引き換えに自宅勤務に変わる。人とのつながりを嫌っていたコーエンだったが、パーティで知り合ったベインズリーや、マンコムのマネジメントの息子ボブと関わるうちに、自らのうちに秘められていた人間性に気付き始める。ボブの助けもあってゼロの定理も解明まであと一歩まで近づくが、ベインズリーが去りボブも体調を崩して入院してしまう。再び一人きりになったコーエンは、果たして”ゼロの定理”を見つけられるのだろうか。
『未来世紀ブラジル』とは違って、人々は陽気だが、世界観は共通してるかも。特にメカニックとか。未来感とか。違いははるかにカラフルだってことかな。
そして思想的。正直1回見ただけではわからない。時間を空けてまた観ようと思う映画は久々かも。特に結末がわかりにくい。多分、大きな想像の世界へ行ったんだと思うんだけど。その辺をもう一度観直したい。
マンコムは個人の勝手な印象だけど、グーグルのオフィスなんかがトリビュートされてるのかしら。個人の勝手な印象だけど、グーグルの人たちって社内をスケボーとかで移動してるイメージ。あれはコーエンぢゃなくても違和感を感じると思うんだけど。
未来の端末の入力デバイスがゲームのリモコンになってるのも面白い。こういう世界観って脚本に最初から盛り込まれてるのかしら。そこまで細部に渡ったイマジネーションが湧くって尊敬する。カウンセラーがプログラムだったり、四六時中監視されてたりはもう共通の未来感って感じ。最近どの映画も同じだよね。同じようなSFしか見てないって噂もあるけど。
Leave a Reply