招待券をいただいたので、午後から四谷まで散歩。

新宿歴史博物館開館三十周年記念特別展「新宿御苑 皇室庭園の時代」

家から目黒線に乗って南北線の四ツ谷駅まで。どの最寄駅からも徒歩で10分前後の距離にある新宿歴史博物館。周囲はほぼ住宅街で区民の施設といった雰囲気。付近は坂が多くてこの建物も地下に庭がしつらえてあった。

いただいた招待券には「常設展」と「企画展」の2つに入場できるようになっていたので、まずは常設展から見学。というより、係りの人に「常設展からですか?」と誘導されたというのが実際のところ。

常設展は新宿エリアの歴史を土器の時代から順に展示。新宿界隈でこうしたものが出土するということが驚きだった。横に多摩川の流れる川崎あたりだったらイメージできるけど、高層ビルばかりが頭に浮かぶ新宿で、縄文時代の土器なんかが出土するなんて想像できない。

江戸時代の出土品は面白いものが多かった。陶器で作られたミニチュアは非常に精巧で、とても子供のおもちゃとは思えない出来栄え。今ならドールハウス用にかなり高値で取引されそう。和風のドールハウスグッズがあるのかは疑問だけど。

写真の町並みは新宿の地名の由来になった、「内藤新宿」の宿場町の様子を再現した模型。地面の雰囲気など結構精密。相当好きな人が作ったんでしょうね。今にも動き出しそうな江戸の町人が見ていて特に面白い。

1分ほど宿場町の模型を眺めた後は、時代も明治・大正・昭和と近現代の展示。開けた場所に展示されたこの市電は、当時の様子を復元した模型。一部は実際に使われていたものも利用されているらしい。

なんでも5000系と呼ばれるこの車両を走らせたのは、新宿を通る11系統と12系統の2つの路線だけだったらしく、市電の花形だったとか。

それにしても洋装が主流になった戦後ならともかく、和装が主流だった戦前によくこの車両に上り下りできたよな。下が見えにくくて降りるときは結構怖かった。

左側にちらっと見えるのが停車場。「安全地帯」と懐かしい名前の入ったポールが立っていて、ここから市電の中へ乗り込んでいくみたい。現在の歩道とほぼ高さも同じようなので、こうした寸法は当時からあまり変わらないのかもしれない。

運転ハンドルと書いてあったから、多分これのことだと思うんだけど、東京交通局から提供してもらった、当時使われていた市電のパーツ。

それともこっちが運転ハンドルかしら。いずれにしろどっちかが当時の本物の市電のパーツらしい。複製も出来が良くて、僕には見分けがつきません。

多分ライトはLEDだろうけど、内装もかなり忠実に当時の様子を再現。これは展示用の模型なので、写真の向かって左側の車両の壁は、くり抜かれていて中の様子が見えるような構造。当時の様子を開設した映像を流すモニターなんかが設置されてた。うっすらと見える影は、半透明のプラスチック製の模型。片方は早稲田っぽいけど、もう片方はなんだろう。

Published by pure

散歩・カフェ・映画。これがあればだいたい生きていけるんぢゃないかと思う。

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