イーハトーヴォは行かなかった|盛岡・小岩井農場

ふと思い立って盛岡。はやぶさに乗ったら、東京駅から2時間ちょっと。大好きなANAは岩手まで飛ばなかった。

盛岡で出迎えてくれたのは、巨大な南部鉄の鉄瓶。大量のスタッズが前衛的だが、紛れもなく昭和産れ。

わりと激しい雨模様だったけど、循環バス「でんでんむし」のおかげでスムーズに市内観光。でんでんむしは1回100円。1日乗り放題でも300円。盛岡市内なら観光も食事も、ほぼでんでんむしで事足りる。盛岡市内は起伏がほぼなかったので、雨が降ってなければレンタサイクルも便利かも。

盛岡都心循環バス「でんでんむし」

でんでんむしにのりこんでむかったのは、ホテルのスタッフに教えてもらった「紺屋町」界隈。古い建物の残る地域で盛岡市の中心部。見どころとなる建造物は、「盛岡バスセンター」付近に集中。

「紺屋町番屋」は大正時代に建てられた消防団の建物。番楼と呼ばれる塔が特徴。

石造りの「盛岡信用金庫本店」は今も現役。裏手のアンティークな通用口には電子ロックと、古くても信用できるセキュリティ。さすが信用金庫。ランプのビンテージ感と、電子ロックのIT感がヨーロッパっぽい。

煉瓦造りの「旧盛岡銀行」本店本館は、現在岩手銀行赤れんが館として、内部も開放している建物。何かイベントがあったらしく、片付け中で見学はできなかったのが残念。

「第九十銀行」の建物は、現在「もりおか啄木・賢治青春館」として公開。中では2人に関する資料の展示やグッズの販売。2階のホールはイベント中で、アート作品の展示をしてた。

街中には歴史的な建物以外にも、昭和ノスタルジーな建物が三々五々。少々傾いたロゴが可愛いタクシー会社は、タクシーも星のマークで可愛い。

カラーリングもルーフだけ赤という人目を惹くデザイン。こんなのが走ってるなんて、盛岡楽しすぎる。

今回の滞在先に選んだ「ホテルメトロポリタン盛岡NEW WING」は、部屋の広さとインテリアが決め手。駅から徒歩5分と好立地なのに、駅前に立ち並ぶホテルの中では橋に位置するので静かさもポイント。

頼まなくても空気清浄機+加湿器が部屋にあったり、フロントのスタッフのホスピタリティが高かったりと、お値段以上に満足度も高め。でんでん虫のバス停「旭橋」も近く、出かけるのにも便利。ちなみに本館は駅の真上。

ホテルメトロポリタン盛岡

初日が雨だったので、材木町方面は未踏のまま。今度はイーハトーヴォも制覇したい。