カルティエの輝き|令和元年霜月

霜月11月は「カルティエ展」と「図書館総合展」がメインイベント。展示会に行くのは5〜6年ぶりか。

展示会なんて久々なので、多少ワクワクしてたけど、図書館業界の狭さを実感。正直、隣で開催してた美容師さんのイベントの方が盛り上がってた。美容師さんのイベントには、いつもお世話になっている美容室のスタイリストさんも出場してたらしく、Instagramにすごく盛り上がってる様子がアップされてた。

展示会はパシフィコの展示場Dのみで収まる規模で、ゆっくり2周しても1時間弱。期待してたほどではなかったので、そうそうに退散しランチ。パシフィコの施設内にあるイタリアン「リストランテ・アッティモ」に入ったけどこちらも期待外れ。

注文したランチのピザ自体は美味しそうだったのに、冷えた陶器のプレートに載せられていて、せっかくのピザもすっかり冷たくなってたのが最も大きな残念ポイント。乗せられた大きなポルチーニも、冷えてほとんど香りがしなかった。

対して、「カルティエ展」は期待を遥かに超える素晴らしさ。カルティエの宝石ももちろん素敵だったが、何よりも杉本博司監修の展示方法が素晴らしい。宝石の輝きをより一層引き立てるだけでなく、展示会場自体も一つの作品に仕上がっている。

いくつかに分かれた展示室は、展示する宝石のテーマに合わせて、全く異なった世界観を演出。斬新かつ上品に仕上がっていて、カルティエの宝石たちと融合した空間でした。

特にエントランスを通過して入る最初の展示室は、流れ作業で鑑賞しがちな日本人のクセを打ち壊す演出。円形の舞台の上に、ベールで覆われた作品をバラバラに配置。ベールの空いている向きもバラバラで、訪れた人がどこからでも見られるようになっていた。言い換えれば、順路のない展示になっているので、空いているところから好きなように見られるということ。

もう一つ素晴らしかったのは、展示された宝石の前にあるガラスの存在感を全く感じなかったこと。たいていの展覧会では、むしろ嵌め込まれたガラスは存在感を感じさせるのが普通。でもこの「カルティエ展」では、ガラスがあるようには見えないくらい、宝石たちが際立って見える。ガラスの存在を忘れて近づき過ぎた人が残した、点在する鼻か何かの皮脂が何よりの証拠。正直ボクも近づきすぎて、何度か眼鏡をぶつけてしまった。杉本博司の凄さを改めて実感。もっといろいろな作品を見に行ってみたい

2021年まで我慢しようと思ってた、フランスのパリで作られている「SOUMKINE」というノート。だいたい2冊購入すれば、パリからの輸送費が無料になるので、本当は再来年にダイアリーとフリーのノートを1冊ずつ買う予定だったのだが、どうしても欲しくなってうっかりポチってしまった。さすがにダイアリーは複数いらないので、「ユニバーサル」というタイプのノートを2冊。購入したけど他にもリフィルが控えているし、勿体無いのでまだ開封してない。

TRAVELER’S notebookも、「旅の道具」がテーマのシリーズを出したので、リフィルとチャーム、ステッカーを躊躇せず購入。この買い物がSOUMKINE購入の引き金になったのは間違いない。

チャームは旅用のノートに装着。初めてチャームをつけてみたが、これが意外と快適。ゴムバンドを直接持って付け外しするより、チャームを持ってする方が圧倒的にスムーズ。特につける方が非常に楽になった。今まで絶対にいらないと思ってたけど、単なる装飾以上の効能を秘めているとは知らなかった。

自宅用と仕事用の2冊には、ダイアリーを注文するともらえるノベルティのタグを装着してるけど、チャームの方がはるかに便利。タグは注意しないと上下が逆になってしまうのが、ちょっと面倒臭い。そのうち全てにチャームを付けるように装備変更しようかな。純正のチャームぢゃなくても、アクセサリーパーツを組み合わせたり、ペンダントトップを流用したりと、チャームに使えそうなパーツはいくらでもありそう。

待望のAppleTV+はまだ「象の女王の物語」しか観てない。無料のうちにラインナップが増えることを期待。

こうしてみると、霜月も物欲メインだな。