府中でオーロラ

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招待券をいただいたので府中郷土の森博物館のプラネタリウムまで散歩。

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ゲートを入るとコリウスがお出迎え。コリウスはやはり赤がキレイ。

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敷地内には古い建物が復元・移築され、建物の中も見学できる。当時実際に使われていた道具や、家具がそのまま保存されている。ただ置いてあるだけではなく、丁寧に掃除されているようで、こういう資料館で見かけるクモの巣やホコリが一切見当たらない。保存する人たちの意識の高さが伺える。教室の机も一つ一つ磨かれているようにピカピカ。ただ古いだけでなく、まだ使っているかのような錯覚すら感じる。

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正面の掲示物は古いもののようだったが、後ろの掲示物は現在の小学生の作品。これもまだこの教室が現役に見える要因の一つかもしれない。ふれあい教室と書かれた部屋は、唯一クーラーがかかっていた。室内にはカメやエビが水槽に飼われており、人間のためというよりは生物のためのクーラーのようだ。「ふれあい」と書かれている通り、カメにも自由に触って構わない。触らないけど。

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薬局の店内には当時の備品の展示があった。おなじみの薬箪笥よりも目を引いたのが、色とりどりの薬瓶の並んだ棚。もちろん空。でも何か入っていそうな想像力を掻き立てる風さい。

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なぜ役場の中に台所があるのか疑問だったが、反対側にある宿直室を見て納得。きっと晩飯を作っていたのだろう。でなければ当時は昼ごはんも作って出していたのかもしれない。社員食堂の走りのようなものだろうか。

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さて。止めを向けた先に飛び込んだ彼岸花。全く予想していなかった光景。無料の招待券につられて予備知識なく来たので、園内に何があるのか何が有名なのか全く知らず。彼岸花の周りにはアマチュア(に違いない)カメラマンたち。一瞬のできた隙間から撮影。もう片方はギボウシ。

正直プラネタリウム以外は全く期待していなかったが、是非もう一度足を運びたいスポット。帰りのバスを逃したので分倍河原の駅まで歩いてみたけど、それほど遠く感じなかった。17時閉門すると周りには何もないので、30分に1本のバスを待つより歩く方がマシ。地図を見ると見学したのは敷地のごく一部。まだまだ見るところがいっぱいありそうだ。

肝心のプラネタリウムは前半30分は府中の空模様。おきまりの星座の話や天の川の話。暗くなった瞬間にスッと記憶がなくなるほど定番のプログラム。後半は期待以上に綺麗な映像。現実のオーロラを見たことはないのでなんとも言えないが、だいぶ臨場感を味わえる内容だった。画質がもっと良ければさらにリアルさが増したのかもしれない。前半はしっかりと睡眠をとり、後半は是非刮目して見ていただきたい。