ジグβは神ですか Jig β knows Heaven/森博嗣

ジグβは神ですか (講談社ノベルス)
大学を卒業しそれぞれの道へ進んだ加部谷・雨宮・山吹たちが久々に集まったキャンプ場で、棺の中にラップにくるまれた死体が発見される。そのキャンプ場は芸術家達が集まる一種の宗教団体と噂されていた。

加部谷も雨宮も就職し、山吹は別の大学の助教に、海月は西之園の居る東京のW大へ転学と彼らを取り巻く状況も一変しました。時間も3年経過しています。その間なかなか皆で集まる機会は無かったようですが、久しぶりの集合でまたまた死体に遭遇です。赤柳(男)は水野(女)になって登場です。変装だというのは西之園の叔母佐々木睦子との会話で想像つきましたがまさか女性だったとは。
終盤には瀬在丸紅子まで登場しますが、結局ここでも真賀田四季のしっぽすら掴めませんでした。ただし、ご本人がついに登場はしますが。この先の展開が楽しみです。
何度か繰り返し言及されてますが、「真賀田四季の計画が完成するのは80年ほど未来のコト」という下りが最終的に真賀田四季が捕まることは無いし、全貌が明らかになることも無い。って気がしてしょうがない。真賀田四季に限っていえば、全貌解明の鍵になる人物はやはり犀川と瀬在丸と海月なんでしょうかね。

余談ですが、生活を保証された創作活動の場なんて羨ましいかぎり。


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