コードネーム U.N.C.L.E.(2015)

面白そうだと見始めたら、すでに観たことのある作品だった。2回目でも面白かった。

1960年代のイギリスTVドラマ「0061ナポレオン・ソロ」をリメイクした作品。東西冷戦中なのに、ナチスの残党の陰謀を阻止すべく、アメリカとロシアが手を組むというストーリー。

今まで見たことのある映画と違って、アメリカよりもロシアの方が、技術が優れている点が多々あって面白い。一方、女たらしのナポレオン・ソロに比べて、イリヤ・クリアキンはクソ真面目で単純で、それぞれの国のテクノロジーとは反対に描かれているのも楽しめる要素。

悪人はどこまでも悪人として描かれていて、ダラダラしたシーンもなく、テンポよくストーリーが進む点がいちばんの好印象。危機一髪といったハラハラ感や、手に汗握るアクションシーンは期待できないけど、「やはりそう来たか」とまるで漫才を見ているような、期待通りで安心できる娯楽映画といったところか。

もう5年近く経っているので、流石に続編は期待できないが、是非どこかでオリジナルドラマとして制作してほしい。

The Man from U.N.C.L.E.

監督:ガイ・リッチー
出演:ヘンリー・カビル/アーミー・ハンマー/アリシア・ヴィカンダー/エリザベス・デビッキ/ヒュー・グラント