万能鑑定士Qの推理劇1/松岡圭祐

万能鑑定士Qの推理劇I (角川文庫)
万能鑑定士の凛田莉子と雑誌記者の小笠原悠斗の2人が事件を解決するシリーズ。
宝石の鑑定士日本一を決めるトーナメントに招待された莉子。その裏に隠された某六段の絡む陰謀を暴くため出場を決意するが、事件は思いも寄らぬ展開を見せる。全てが綿密に計算された陰謀を2人は暴くことが出来るのか。

初夏にロードショーになるのが告知されてからだと思うけど、最初のシリーズは図書館で18人予約待ちだとかで読めそうにないので次のシリーズを借りてみました。ここからでも先へ読み進むのは問題なさそうですが、やはり今までのいきさつは気になります。今までの経緯が事件の鍵になったり、話が分からなくてモヤモヤしたりはしませんが。
三崎美由紀の催眠シリーズでもそうでしたが最初から最後まであちこちに張り巡らされたエピソードが最後に一つになる展開は読んでいて楽しく一気に読みたくなります。短編の様に全然無関係に見えた事件が急に後半でスポットを浴びる光景は、まるでドラマの展開の様に脳裏に映像で浮かんできます。
先に此方のシリーズを完結してから最初のシリーズに戻っても多分影響は無いことを祈って読み進めてみようかな。


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