「わたしたちがやろうとしていることは”殺人”なのよ」双子の姉妹が向かった先は南海に浮かぶ終の島。果たしてそこで何が起こったのか。
章が分かれていたので短編だと思って読み始めたら、ちゃんとした長編でした。各章のタイトルが「名探偵はどこにいる」「名探偵は過去にいる」「名探偵はここにいる」だったのが、それぞれ別のストーリーだと思わせた要因ですが、ちゃんとその章のタイトルの通りの無いようでひとつにまとまってました。初めて読む作家でしたが違和感を感じること無く、最後まで楽しませてもらいました。何となくドラマ仕立てな構成が読みやすい要因のひとつなのかもしれません。読んでいて目に映像が浮かびやすい文章です。
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