パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海(2013)

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パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海 2枚組ブルーレイ&DVD (初回生産限定) [Blu-ray]
Percy Jackson : Sea of Monsters (2013)
海の神ポセイドンと人間の間に生まれた半神パーシー・ジャクソンが他の半神たちと暮らす守られた場所が危機にさらされる。バリアを作り出していたタイレアの樹を蘇らせるため、仲間とともに黄金の毛皮を手に入れるために冒険に繰り出す。

監督:トール・フロイデンタル
原作:リック・リオーダン
出演:ローガン・ラーマン/アレクサンドラ・ダダリオ/ダグラス・スミス/レベン・ランビン/ブランドン・T・ジャクソン/ジェイク・アベル/アンソニー・ヘッド/スタンリー・トゥッチ/パロマ・クワイアトコウスキ/ネイサン・フィリオン

第二作目。作品の最後は3作目を匂わせる終わり方。
前作にも登場したルークが企てている陰謀を食い止めるためではなく、タイレアの樹を復活させるために黄金の羊の皮を手に入れるたびに出て、そこでルークの陰謀を知ることになり、結果陰謀を阻止するあらすじ。ん。イギリスの魔法使いの子供のストーリーにも似たようなプロットがある?

それほどひねったストーリーではないので、できれば作品の細部に目を向けてほしい。現代のギリシャ神話でなおかつうっかり舞台はアメリカ。出てくる神器も様々なアレンジが加えられています。パーシー・ジャクソンが操る父ポセイドンからもらった剣は普段はボールペン型に。ノックすると剣が飛び出します。携帯魔法瓶に閉じ込められたのは竜巻。UPSの裏舞台はオリンポス宅急便。などなど。中途半端にタブレットなんかも出てきます。もう少しハイテクでもいいような気がするんですけどね。でも注目どころ。

タクシー運転してた三姉妹は「タイタンの戦い」でも登場。他にも同じ登場人物(神様も)が出てくるので両方を見比べると描かれ方が違っていて面白いかもしれない。

以前観た「インモータルズ神々の戦い」でも題材になったクロノス。ギリシャ神話でも日本書紀や古事記と同じように神々の登場以前には征服された先住民族の歴史が隠されているような気がする。クロノスとゼウス・ポセイドン・ハーデスハ親子でそれ以前もそれ以後もどちらも同じタイタン族という点に注目すると先住民族ではなく革命なのかもしれないけど。いずれにしろそれ以前も大きな勢力を誇っていたことは容易に想像できる。勝者の歴史とよく言うけど、そういった部分がギリシャ神話にももしかしたら隠れいているのかも。知らないけど。


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