メランコリア(2012年)

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メランコリア [DVD]

Melancholia (2011)

青い巨大惑星が地球に衝突するまでの、姉と妹の話。シャルロット・ゲンズブールが出てるから観てみた。シャルロットはいくつになっても可愛い。

監督:ラース・フォン・トリアー
出演:キルスティン・ダンスト/シャルロット・ゲンズブール/キーファー・サザーランド/アレクサンダー・スカルスガルド/シャーロット・ランブリング/キャメロン・スパー/ステラン・スカルスガルド/ジェスパー・クリステンセン/ジョン・ハート/ブラディ・コーバート

ラース・フォン・トリアー監督がうつ病のセラピーに通っている時に、カウンセラーから聞いた「うつ病を患っている人は悪い事ばかり想像するが、プレッシャーの多い環境ではむしろ落ち着きを取り戻す」と聞いたことからヒントを得た作品。タイトルの『メランコリア』も英語でうつ病という意味。精神的に不安定な主人公のジャスティンと、妹の世話をする姉のクレアを通して、地球滅亡という危機に直面した人の行動を描いた作品。よくあるパニック映画とはちょっと違う印象。


シャルロットはいくつになっても可愛い。

冒頭は不安定なジャスティンの内面を映像化したのかな?とも思うけど、映画全体のいくつものシーンがオマージュされているから、ジャスティンの精神世界というわけでもなさそう。むしろ監督自身の精神世界なのかも。でも1章の「ジャスティン」で姉クレアに向かって「毛糸が絡み付いて動けない」と言っているのは、この冒頭のシーンからでした。


シャルロットはいくつになっても可愛い。

前半「ジャスティン」と後半「クレア」はそれぞれ姉妹の名前、正反対のシチュエーションでの二人の行動に焦点を当てて描いた映画。前半はジャスティンの結婚披露宴の模様。後半は次第に近づく地球滅亡の緊張感のある状況での模様。といった具合に、映画全体全てシンメトリーに描写されているのが特徴。


シャルロットはいくつになっても可愛い。

姉と妹
平穏と緊張
病気と健康
正常と異常
黄色と青色


シャルロットはいくつになっても可愛い。

気持ちいいくらいに全部正反対。BDに一緒に入ってた監督のインタビューで「二人は2面性を持った一人でもある」と言ってた。多分「価値観」なんて惑星が衝突でもすればあっという間に壊れてしまうし、曖昧で不確かなものだってことを言いたかったのでしょうね。


とにかくシャルロットはいくつになっても可愛い。

そんな映画でした。


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